この間のFatChanceBellyDance主催のイベントA Taste Of Tribalと
Om Shan Teaでやったパフォーマンスがこの天狐の物語です。
何年か前もこの衣装で踊ったのですが(以前UPしていたMovieもその一部です)
数年ぶりに、もう一度踊りました。
今回は衣装以外、曲も振り付けも全てを一新しました。
実は、前回踊ったときにパフォーマンスを見に来ていたアメリカ人の方に
「以前、日本に住んでいたことがあって、あなたの踊りを見て
その時読んだ天狐の絵本を思い出したよ。」
と言われたことがありました。
私もその絵本を読んだことがあり二人で盛り上がったのですが
その時に、物語を読んでいるようなパフォーマンスをしたいなと思ったんです。
小さい頃、絵本を読んでもらっているときのワクワクする気持ち。
楽しくって可笑しくって悲しくって恐ろしい・・・全てがつまっている絵本。
そして、読み終わった後も思い出して空想に耽れるお話。
パフォーマンスは、ストーリーテラーによる語りから始まります。
これが、もう本当に大仕事でして・・・
天狐の伝承を元に自分で物語を作り、英訳にしてファンコに声優をやってもらい音楽に合わせて吹き込む。
何度も何度も振り付けを変え、
自分が観客としてみていたらここからどんな物語を想像するか、
ダンスだけどダンスじゃない、
そして観客もストーリーの中の一部、
人間 対 天狐。
嬉しいことに、Om Shan Teaでのイベントには
大好きなダンサーMiriam Peretzがお子さんと来ていたんですが
その子がパフォーマンス中「狐のお化けだー」と興奮して喜んでいるので、近づくと恐がる恐がる。何度か会ってるのに・・・w
椅子に乗り上げて、お母さんにしがみついて震えているので
泣かれちゃマズイと思って離れると、大声で「こっち、こっちー」と呼んでくる、また近づくとめちゃくちゃ恐がる。
ダンスが終わった後も、大興奮で話しかけてくれるのでお面を取ると
「It’s a girl!!」と絶叫~。
Miriamに「だから人間の女の子だって言ったでしょー」と言われても
「えええ~!?!?どうして?どうしてなの??」と聞いてくる。
そう、これ!!
小さい頃に読んだ、恐い絵本のドキドキとワクワク!!
まさにこれが私のやりたかったこと
そしてシアターで行われたA Taste Of Tribalでのパフォーマンス。
ここでも客席まで行ってお客さんと絡もうとすると
椅子に乗り上げて恐がる人が。大人だったけど^^
そして観客の方にいただいた最高の言葉。
「お面で顔の表情が見えないのに見えているようだった。
すごく伝わってきた。」
と。嬉しいね!!
今回のパフォーマンスは、たくさん悩んだけれど
チャレンジして本当に良かったです。
自分にとって何かが大きく変わった、一歩でした。
ダンサーであり表現者でもありたいと強く思います。
オーガナイズしてくださった、Jill, Sandi, Oshan,イベントに関わった全ての方々、英訳を手伝ってくれた友人、声優ファンコ、見に来てくださった観客の方々に心よりお礼もうしあげます。
おまけ:
ファットチャンスのAnitaが天狐にKiss♥
Photo By Kristine